看取る-3

看取る-3

医師から臨終を告げられたら

息を引き取った故人を前に、最初にしてあげることが“末期(まつご)の水をとる”ことです。“死に水をとる”ともいわれますが、故人の唇に水を含ませるこの儀式。どんな意味合いがあるかご存知でしょうか。

死者の魂の蘇生と、あの世に行っても餓えや渇きで苦しまないようにという願いを込めて行うそうです。かつては鳥の羽根などを使ったそうですが、現在は割り箸の先に脱脂綿やガーゼを巻いたもの、もしくは新しい筆に水を含ませて故人の唇を軽く潤します。

行う人の順序は、配偶者、子供、両親、兄弟姉妹、近親者、友人・知人といった順で縁の深い人から、臨終に居合わせた全員が行います。次に、“清拭”または“湯かん”と呼ばれる、遺体のお清めです。

本来は、たらいに水を入れ湯を足して温度の調節をした“逆さ水”で遺体を拭き清めるのだそうです。現在ではアルコールを浸したガーゼや脱脂綿でされることがほとんどなのだそうです。

その後、汚物が流れ出ないように、耳、鼻、口、肛門などに脱脂綿を詰めます。目が開いているときは上まぶたをそっとなでるようにとて閉じてあげ、口が開いているときはあごを下から押し上げるか、包帯などでしばらく縛るなどして閉じてあげ、浴衣やお気に入りの服などに着替えをさせてあげます。

遺体が整ったところで、弔問に訪れる方々と、きれいなお顔でお別れのごあいさつができるよう、“死に化粧”をしてあげます。女性の場合は、ファンデーション、頬紅、口紅などで薄化粧を施し、男性の場合は、髪を整え、ひげを剃り、顔色が悪ければ男性でも薄化粧をします。頬がこけているときは口に脱脂綿を含ませてふっくらとさせたりするなどして、穏やかで美しい表情にしてあげます。

清拭は病院の看護師さんや葬儀社の人がやってくれることがほとんどのようで、死に化粧もしてくれたりするようですが、故人に触れる最後の施しと思うと、せっかくの家族です、手伝いを申し出てみては良いのではないでしょうか。心を尽くし、故人の旅立つ準備のお手伝いをしてあげられたという思い出はきっと故人の元へも届くと思えますし、なにより、故人と過ごす静かな時間と共に自分の気持ちの整理をすることにつながる気がします。

また、爪を切ったりネイルをしてあげたり、自分に置き換えて考えたときに嬉しいと感じることをしてあげたいものですね。“看取る”というのは、息を引き取るまでの時間を言うのだと思っていましたが、その直後の施しに立会い、心を尽くしてあげるまでを指すことなのだと私には思えます。

町田 不動産
町田 ゴルフスクール

Calendar